Tumbler タンブラー

2024年08月21日
Tumbler タンブラー

薄さを極めたキレのよい口当たりが
冷たい飲み物をさらに美味しく

薄くて軽く持ちやすい、畑萬陶苑の「Tumbler タンブラー」は、ビールやハイボール、モヒートなどのお酒はもちろん、アイスコーヒーやジュースなど、ゴクゴク飲みたいドリンクにぴったり。キレのよい口当たりが、冷たい飲み物をさらに美味しく感じさせます。

究極の薄さに挑戦した磁器製のタンブラー

磁器でタンブラーを開発するにあたり、まず考えたのが薄さへの挑戦でした。

伊万里・有田焼、波佐見焼など肥前地区の焼きものの原料として主流の天草陶石を使い、どこまで薄さを極められるか?

生地職人と試行錯誤を繰り返し、新しい技術を用いた成形方法を導入することで、通常の技法では到達できない未知の薄さへと形状を追い込んでいきます。

一年がかりでやっと精巧に厚みをコントロールできるようになり、薄さと強度を兼ね備えた成形まではたどりついたものの、まだまだ課題は山積みです。

薄すぎるゆえの課題には「内外掛け分け」のひと手間をかけて

さまざまな釉薬でバリエーションを楽しめるように開発を進めている「Tumbler タンブラー」には、生地が薄すぎるゆえの問題が発生。通常の施釉の方法では生地の水分量が飽和してしまって、一度に釉薬を吸わせることができないのです。

そのため、まずタンブラーの内側に釉薬をかけ、水分が飛ぶまで1日おいてから外側を施釉する「内外掛け分け」の技法で製作することになりました。

「伏せ焼」で焼成時の変形を抑え、美しい仕上がりに

2日間にわけて丁寧に釉薬を施したあとは焼成の工程へと進むのですが、ここでも薄さへの配慮が必要となります。

焼成の際、重力の影響で変形することがあるのが焼きものの特性です。生地が薄ければ、歪みが出やすくなることは想像に難くありません。

一般的に、変形を抑えるためには生地に厚さを設けるなどの対策をしますが、今回は薄くて軽く口当たりの良いタンブラーの開発を目指しているのですから、生地を厚くする方法での解決は望ましくないでしょう。

そこで取り入れたのが、「伏せ焼」という技法です。

伏せた状態で窯詰めされたタンブラー 畑萬陶苑では、1,300度もの高温で焼成することで硬くて割れにくい器を作っています

器の天地を逆さまにして焼成する「伏せ焼」なら、形状が歪むことを抑えるとともに、タンブラーの底面(裏側)まで釉薬を施すことができるので一石二鳥。テーブルを傷つけにくく、伏せて保管する場合の美しさにも配慮したデザインに仕上げています。

高台がなく、ガラスのカップのようにフラットな底面の磁器製タンブラー
自然なカーブを描く飲み口
釉薬を施したフラットな底面

また、重力の影響を逆手にとり、伏せて焼成した口元に向かって自然なカーブを生み出したことも、口当たりの良いタンブラーとしての仕上がりに効果を発揮しています。

女性でも握りやすいサイズ感と、350ml缶が一度に注げる容量

飲み物を口に運ぶ器としての形はどうあるべきか?

口当たりや持ちやすさを追求し、極めて薄く、軽い形状開発に挑んだ畑萬陶苑の「Tumbler タンブラー」。

伏せ焼により少し反らせた飲み口が、飲み心地やキレの良さを実現。縁にはゴールドを施し、シンプルな形状のアクセントとしています。

女性でも握りやすいサイズ感と、使い勝手の良い容量にもこだわりました。満水で約390ml入るので、350mlの缶ビールの泡まで注ぎ切ることができます。

縁のゴールドが上品なアクセントに

豊富なカラーバリエーションでギフトにもおすすめ

全5色のカラーバリエーション

定番のWhiteとBlack、梨地のテクスチャーを施したNashiji WhiteとNashiji Greenに、新色のRedが加わりました。

人気のマグカップ「Rim Mug リムマグ」と共通するイメージで、カラー展開しています。

白磁にボタニカルな絵付けを施したアイテムも登場
化粧箱をご用意しています

薄さを極め、口当たりや持ちやすさを追求したシンプルな形のタンブラーは さまざまなシーンでご活用いただけます。 化粧箱入りで贈り物にも最適です。

オリジナルカラーやロゴ入れ・名入れなど、カスタマイズのご要望も承っておりますのでご相談ください。