桃の節句

桃の節句

お子様の健やかな成長を祈り、災厄を祓う桃の節句

「桃の節句」、「弥生の節句」ともいわれる33日のひな祭りは、もともと五節句のひとつ、「上巳(じょうし)の節句」でした。この日は古代中国では忌日(いみび)とされ、そのけがれを祓うため水辺で体を清め、厄払いが行われていたのです。

それが平安期頃に日本に伝わり、土や紙の人形にけがれを移して水に流す「流しびな」の行事となり、貴族の子どもたちの間で「ひいな遊び」というお人形遊びとなりました。

更紗白菊文 源氏雛

親王飾りは、男雛と女雛がペアになったひな人形(写真:更紗白菊文 源氏雛)

これが節句となり、江戸時代になると武家や貴族がひな人形を美しく飾って祝うようになります。この慣習は明治以降一般家庭にも定着し、現代でもお子様の健やかな成長と厄除けを願う日本の伝統的な文化として受け継がれています。

伝統を受け継ぐ 畑萬陶苑の雛人形

畑萬陶苑では、鍋島藩窯の歴史と伝統の技を次の世代へと大事に伝えながら、磁器の雛人形を作りつづけています。

おめでたい祝い文様や華麗な彩色を施した着物の表現、ひとつひとつ異なるお顔の表情など、伊万里鍋島焼の精巧な技術を受け継ぐ畑萬陶苑の職人が、一体一体丁寧に絵付けを施した味わい深い雛人形です。

 

殿と姫の二つの人形をペアで飾る親王飾りや、飾り台になる収納箱とセットになった収納飾り、こけしをアレンジした「こけし雛」や、わずか3センチの小さな「まめ雛」、雛道具の「狗筥(いぬばこ)」など、桃の節句を祝うさまざまな磁器製の人形をご用意しています。

吉祥文 こけし雛 セット

人気のこけし雛と狗筥がセットになった収納飾り

こけしをアレンジした雛人形「こけし雛」

ころんとした形状と優しい表情が愛らしい畑萬陶苑のこけし雛。

着物の柄には牡丹や梅など吉祥文様をあしらい、情緒豊かな奥深い色合いで丁寧に絵付けを施しました。季節の飾りとして玄関などの小スペースでも気軽にお楽しみいただけます。

梅文 こけし雛

牡丹唐花文 こけし雛

安産守り、魔除け厄除けの雛飾り「狗筥(いぬばこ)」

狗筥(いぬばこ)とは、お伽犬(おとぎいぬ)、宿直犬(とのいいぬ)とも呼ばれ、顔は幼児に似せ、身体は伏せた犬の姿をした、男犬・女犬を一対とする人形です。

安産のお守りとして、また無事に出産を終えた後は幼児の無病息災を祈るため、その枕元に飾られたもので、のちには桃の節句の時期に、子供の成長を願いひな壇に飾られるなど、代々家宝として愛されてきた人形です。

松竹梅 金彩 狗筥(大)

白菊文・牡丹文 金彩 狗筥(小)

前髪を水引で結び、おめでたい祝い文様に華麗な彩色を施して、吉祥の願いを込めました。小さいサイズは置き物に、大きなサイズの狗筥は蓋物としてご利用いただけます。

わずか3センチの小さな雛人形

畑萬陶苑では、さまざまな雛人形をご用意していますが、約3センチの小さな小さな「まめ雛」「ミニこけし」はいかがですか?

 熟練の職人が一体一体絵付けをしており、着物も表情も少しずつ異なるからこそ愛らしい雛人形です。

梅文 まめ雛(緑・赤)

桜文 まめ雛(うぐいす・赤)

まめ雛

笹桜文 ミニこけし雛

小花文 ミニこけし雛

ミニこけし雛

ひな祭りの宴を彩る小物たち

お祝いの席で使いたい小物類も多数ご案内しています。
桃の節句のお祝いに、雛人形以外の贈り物をお探しの場合にもおすすめです。

雲文 狗皿(小)

金彩 雛蓋物

組紐木瓜結び 桃花文 蓋物

狗皿 / 雛蓋物 / 桃花文蓋物


Event Information

畑萬陶苑の《お雛展》

2024年12日(火)〜33日(日)

雛人形は、一般的に立春頃、日差しのおだやかなお日柄の佳き日に飾るのが良いと言われています。大切なお雛さまを出すときのワクワクする気持ちは、いくつになってもうれしいものです。

畑萬陶苑本社ショールームでは、12日(火)から33日(日)まで《お雛展》を開催中。
新作のご案内もございます。ぜひ畑萬陶苑の雛人形をご覧ください。 

お雛展