Rim Mug

Rim Mug

コーヒーやお茶を愉しむ新しいかたち

 

「香りや飲み心地について、突き詰めたい。」

 

そんな思いから、このマグカップの開発が始まりました。

使い手である皆さまに喜んでいただける畑萬陶苑らしい器づくりを目指すため、バリスタや調香師といったコーヒーや香りのスペシャリストに助言を求め、さらに形状開発のための成形型、生地づくりの職人、新しい表現を生み出すための釉薬や絵の具の専門家、そしてデザイナーとともに開発を進めました。

試作を繰り返しながら、実際に使ってみては修正を重ね、このかたちに辿り着きました。

ゆったりとくつろぐひとときを演出する、こだわりの香り立ちと口当たりをお愉しみください。

 

香り立ち、口当たり、持ち心地へのこだわり

 

マグカップのデザインにおいて、コーヒーなどの香りを楽しむ上では、アロマを閉じ込める、口が窄まった「バレル型」と呼ばれるボディの形状が優れています。一方、口当たりは、広がりのある「ラッパ型」が飲み物をほどよく口に流し込みます。

相反する二つの要素を両立させるため、「もたせ」と呼ばれる厚みを口元に設けながら、畑萬陶苑らしい薄口に仕上げることで、香り立ちのよいバレル型でありながらも、口先に向けて広がりを生む新しい形状を考え出しました。

さらに、指掛かりにこだわったハンドルをボディの下部に配することで、できる限り重心バランスを下にし、飲み物が入った際でも過度な指への荷重を軽減させるよう工夫しています。

 


豊かな自然を器に宿す伊万里鍋島焼の伝統と挑戦


佐賀県伊万里の秘窯の里、大川内山。

かつては鍋島藩の御用窯として、約350年にわたり脈々と磁器のものづくりが続けられています。

畑萬陶苑は、自然をモチーフとした鍋島焼の精緻な絵付けとそれを引き立てる薄く白い生地にこだわり、熟練の職人たちが日々、技と美の研鑽を積みながら、製作に勤しんでいます。

さらに、現代のライフスタイル則した商品を生み出すため、伝統に甘んずることなく、新しい技術や表現を取り入れることにも果敢に挑戦しています。

伝統の継承と革新への挑戦。畑萬陶苑は、皆さまの生活を豊かにする器づくりを通じて、次代の伝統を生み出すために突き進みます。